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算数が直感でわかる子の秘密 ー 低学年のうちに育てたい“算数のセンス”

なんで算数が苦手になるんだろう?


子どもたちを教えていて

気づいたことがあります。


算数が苦手になる子は

「=」や「×」などの記号の意味を理解しないまま使っている


記号の意味をとらえていないから、

ただの“記号”を並べて

ルールに沿って答えをだしているだけ。


だから、

計算はできても

応用や文章題が解けないんです。


感覚で理解している子は「式が見える」


算数が得意な子は

「=」や「×」「÷」などの記号の意味を、

感覚としてわかっている


だから、式を見ると、

この式が何を表現しているのかの

イメージが思い浮かぶ。


反対に、この感覚が抜けている子は、

ただルールに従って記号を並べているだけになってる。


「=」って何??


いきなり抽象的な話になったので、

もう少し具体的に見てみましょう。


「5+4=9」の「=」を日本語で説明してみて!

と言われたら、

なんて答えますか?


小1~3年生の子どもたちに聞くと、

「"答えは"」

とか、

「1たす1はの"は"」

なんて答えが返ってきます。


ちなみにうちの小2の娘は

「同じってことでしょ?」と即答。

さすが我が子、いい線いってる(笑)


「=」は“つり合い”を表す記号


「=」は

「左辺と右辺が同じ値をもつ」という関係を示す記号。


つまり“同じ”っていうのは、

数・量・金額・重さなどが

釣り合っているという意味。


シーソーがバランスを取ってる状態が

まさに「=」!


この感覚が、算数の分かれ道


「=」は“つり合い”みたいに

感覚で算数をとらえてるかどうかで、


その後の算数の伸び方が

まったく違ってきます!


高学年になると、

言葉で説明しても理解できます


けれど、

1年生のころはまだ

言葉だけの説明で理解するのは難しい。


でも、低学年のうちから

「=」のような算数語をしっかり理解していると、


算数苦手が急増する分数・割合・方程式などで

つまづかなくなります!


大事なのは「感覚で伝える」こと


低学年で記号(=算数語)を理解する秘訣は、

ズバリ「感覚で伝える」こと。


たとえば──


  • シーソーでまっすぐ止まった状態

  • 綱引きで両チームが一歩も動かない状態


そんなときに

「これがイコールってことだよ」と伝えるだけで、

子どもは一瞬で理解する。


日常や遊びの中で算数を感じ取ることで

“なんとなく算数が体でわかる”ようになる。


これが、のちの算数理解にものすごく響いてきます!


掛け算や割り算も、体験から育つ


小2のうちの子とは、

日常でこんな会話をしてます!


私:「家族3人でお菓子を4つずつ食べたら、何個いる?」

娘:「4が3個だから…12個!」

私:「そうそう!それね“かけ算”ってことだよ。」


これを小1からやってるので

まだ九九は覚えていないけど、

かけ算の本質はばっちり理解してる。


最近では、

「唐揚げ10個買ってきたよ~3人で分けたら何個ずつ?」

と、実際におさらに分けさせて、

「1個余っちゃった」と、

「÷」の感覚も体験から自然に身についている。


算数の記号は、

こうやって日常の体験で意味を宿していくのです!


「計算はできるけど算数がわからない」状態


一方で、式をただ“書くこと”が

目的になっている子も多い。


たとえば、

文章題の中に、

「120円」「4人」「3倍」

っていう数字が出てくると、


とりあえず、

「120÷4=30」

って適当に数字をならべて

計算式を作ってしまう。


でも何をしているのか、

本人は全くわかっていない


これって、

計算はできるけど

算数はわかっていない状態!


記号を日本語に訳せない=理解が伴っていない。


まさにそこに算数苦手につながる壁があるのです!


方程式がパズルに見える理由


私は学生の頃は方程式を解くのが大好きでした。

だって、パズルみたいで楽しかったから。


それはきっと、

小さい頃から記号の意味を

感覚で理解していたから。


=は“つりあい”

+は“集める”

-は“比べる”

×は“くり返す”

÷は“わける”


こんな感覚があるから、

中学で習う代数も直感的に理解できる。


でも、=を「答えは」と思っていたら、

連立方程式なんて絶対わからない。

右と左の関係が見えていないから。


四則演算のルールがわからない理由


「2+3×4=?」


かけ算を先に計算するっていう

ルールがあるけど、

私は、3×4が“ひとつのかたまり”に見える。


“3が4回ぶん”というイメージがあるから、

自然と×が先になる。


でも感覚がない子にとっては、

「ルールだから」先にかけ算をするだけ。


算数が直感でわかる子のヒミツ


算数が直感でわかる子って、

数字や記号の“意味”を自分の体験でわかってる

という特徴があると思う


逆に頭で覚えた子は、

応用問題や文章題で必ずフリーズする。


算数は理論でも根性でもなく、

感覚の教科だと思うのです。


日常の中にこそ算数の入口がある


まなべるあそびばでは


うちで大事にしているのは、

問題を解けたかどうかではなく


算数の本質をちゃんと理解してるかどうか


を見ています。


だから、

正解を早く出すことよりも、

「なんで?」「どうして?」と

考える時間を大切にしています。


ドリルや暗記ではなく、

絵を描いたり、具体物を動かしたりしながら、

記号の意味を“体で理解する”学び。


子どもたちが数字や記号を

“自分の言葉”として感じられるように。


それが、まなべるあそびばの算数です。


「考えるっておもしろい!」を体で感じる算数。

一度、体験してみませんか?


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