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ホンモノの思考力が育つ算数の学習とは?

「計算できるのに、文章題でフリーズ」あるある


計算はスラスラできるのに、

文章題になると手が止まる…

「これって掛け算でいいの?」って

すぐ聞いてくる…


これ、国語力不足だと思ってません?


実は違うんです!

ただ単に、頭の中に映像(視覚イメージ)が

浮かんでないだけ


この「頭の中でイメージを動かす力」こそが

ホンモノの思考力!!!


そしてこれ、

10歳までにどんな学習をしてきたかで、

その後の人生まで左右するほどの影響力を持っています。


人間にしか使えないモノ「言葉」


人間は「言葉」を使って物事をひとまとめにできる生き物。


例えば「犬」と聞いたら、

チワワや柴犬なんかの映像が

脳に視覚イメージとして映し出される


これが「犬」という言葉を

理解しているということ!

(だから「犬」という言葉だけを知ってても、

犬を見たことがなかったら視覚イメージは出てこない)


さらに、その言葉が

自分の体験や感情とくっついているかが超大事!


「ライオン」を動物園で見たことある人なら、

匂いとか動きとか「うわ、こっち見た!」っていうあの緊張感まで

セットで思い出せるでしょ?


これが深く理解しているということなのです。


思考するってどういうこと?


思考とは、

この脳内に写し出された視覚イメージを

頭の中であーでもないこーでもないと動かすことを言います!


大きさ変えたり、

他のと比べたり、

組み合わせたり。


この「脳内でいじくる作業」が、

考えるってことなんです。


でもね…

反復演習や高速学習ばっかりやってると、

コピー回路や反射回路ばかり育っちゃうんです。


そうすると、

じっくり考える回路に

エネルギーが回らなくなるんです…


だから、小学生のうちは

“ゆっくり丁寧に考える学び”が最強なの!!


ちまたの単純計算の反復ドリルや、

英才学習的な高速大量学習は

ぜーーーーったい手を出してはダメだから

注意してくださいね!


じゃあ、どう育てればいいの?


答えはシンプル。

算数の文章題を絵で描いて解くこと!


ただし、良質な算数の文章題であることがポイント!

(良質問題ってのは、ちゃんとじっくり考えさせられる問題)


文章を読んで、

自分の中に浮かんだイメージを絵にして、

その絵を見ながら考える。


これ、もう丸ごと「思考」!

間違えても全然OK。

むしろその試行錯誤が回路を太くします。


どれだけ絵が苦手な子でも半年も続けると

どんな複雑な問題も絵を描くようになります。


そして自分で考える回路が育ち始め

考えることが楽しくなって

考えるクセがつきます!


でも、ここでもポイントがあって!

じっくりゆっくり、子どもが考える時間を待ってあげること!

そして正しい思考方法へ誘導するようなヒントもNG!


自分のオリジナルな絵で

工夫してじっくり考えること──


そのプロセスがめーちゃくちゃ大事なんです!


まなべるあそびばのやり方


ここでは、糸山泰造先生の「どんぐり倶楽部」の教材を使っています。


たとえばこんな小5向けの問題──


今日はローリー君の誕生日です。 今年は大好きな紫陽花の葉2枚と輝く雨の滴3滴が買え る550円の商品券3枚と、同じ紫陽花の葉3枚と輝く雨の滴4滴が買える800円 の商品券2枚を貰いました。 この商品券の金額からの紫陽花の葉1枚と輝く雨の滴1 滴の値段を考えてみましょう。

普通に考えると

「うわ、連立方程式…」ってなりますよね?


でも、絵で描くと、小学生でも解けちゃうんです。

解く過程そのものが思考の筋トレになってる。

しかもそれを楽しんでできる!


ほんとね、この問題もそうだけど、

どんぐり倶楽部の問題は

めーーーちゃくちゃ良くできてます!


私も6年生用の問題解いてますが

めっちゃくちゃ楽しいです〜


最後にひとこと


もしお子さんが、


  • 文章題で手が止まる

  • すぐ答えを聞く

  • 計算はできるけど応用は苦手


こんな様子があったら、

それは考えることを放棄しているサインかも。


ホンモノの思考力を育てたかったら、

一度「絵で考える算数」を体験してみて!


算数が、ただの教科じゃなく、

人生を楽しむための考える時間に変わります!

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