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子どもの学力を伸ばす“3つの土台”とは?

更新日:10月9日

今日はちょっと切り口を変えたお話です!


子どもの学力を上げたい!

そう思ったら、

実は“勉強の前にやるべき超大事なこと”があるんです。


これは子どもだけじゃなくて、

大人の集中力や体力、ストレス耐性にも直結するお話。


私自身、この3つの土台を意識しはじめてから

体も心もラクになったと実感しています。


誰でもすぐに実践できることなので、

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

エネルギーが余っていないと学力は育たない


今回は「エネルギー」にフォーカスを当てて

人間の生きる仕組みから学力を深掘りしていきます!


大人も子どもも同じで、

人はまず「生きるため」にエネルギーを使います。


呼吸・心拍・体温維持・消化など、

体を維持するための機能──

いわゆる基礎代謝です。


大人の私たちは自由に体を動かせるようになりますが、

子どもたちはまだ修行中。

呼吸や体温維持や消化にもたくさんエネルギーを使っています。


大人も同じ。

「生きるため」に、何よりも優先的にエネルギーが使われます。


なので、ここが満たされていないと、

理性を働かせたり、目標に向かって努力したりする

人間らしい行動にエネルギーを回しにくくなります


疲れてたり空腹のときって、

何にも考えられなかったり、

冷静な判断ができなかったりするのは

この仕組みがあるから。

(だから私は重要な決断や大事な仕事は、エネルギーがたくさんある朝にします。)

そして次に求めるのが「安心」です。


これは群れで行動する哺乳類の特徴で、

我々はつながりがないと生きていけません。


特に乳幼児は、

「母親」という世話をしてくれる存在がいないと生きられない。


コミュニティの中での存在意義を求めるのは、

このプログラムが発動するからです。


6歳ごろまでの時期は、

「私はこの世界に存在してもいいんだ」という、

存在自体の肯定を体感で感じることが重要になります。

(この時期にこれが十分にできていないと、愛着障害と呼ばれるものになります。)


自分はこのコミュニティ(家族や学校や社会)に

存在しても大丈夫という安心感がないと、

警戒モードで交感神経が常にオンになり、

心拍数や血圧が上がり、常に肩に力が入ってる状態に。


つまり、エネルギーダダ漏れ状態になります。


自分の存在価値を自分で認められないので、

その存在価値を何かしらで埋めるためにエネルギーを使い続ける感じです。


これは自己受容感というもので、

自己肯定感なんかよりももっと大事なこと。


「失敗しても、うまくできなくても、私は私でいいんだ」

という根本的な自己受容ができているかどうかで

今後の人生の生きやすさが決まります。

そして…

この安心感がしっかり根付いて初めて、

人間らしい判断や行動ができるようになります


  • 生存をつかさどる「爬虫類脳」

  • 安心をつかさどる「哺乳類脳」

  • 人間らしさをつかさどる「人間脳」


我々の脳はこの順番に発達します。


学力は人間脳の部分です。


人は本能的に成長したいと思う生き物です。

エネルギーが余ってくると、

自分がやりたいことを見つけチャレンジするようになります。

学力を高めたければ…


まずはこの2つが必須条件!


  • 生存するためのエネルギーが十分にあること

  • そのうえで安心感を感じられる状態にあること


そうすると、エネルギーに余裕うまれるので、

そこで初めて「学力」を高めることが可能となります。


ではエネルギーを余らせるにはどうしたらいいのでしょう?


ずばりこの二つ👇


  • エネルギーの保有量を増やす

  • エネルギーの消費を減らす


ゲームで言うなら、

HPを高めて、防御力を強くするイメージ!

エネルギーの保有量を増やす方法


人がエネルギーをつくる場所──

それは「ミトコンドリア」。

別名「エネルギー製造工場」です。


必要なものはこの4つ。


  1. 栄養素:ガソリンのような燃料

  2. ビタミン・ミネラル・酵素:工場をまわすための潤滑油

  3. 酸素:効率よく動かすためのもの

  4. 水:工場が正常に稼働する環境そのもの


食事からとるのは栄養素とビタミン・ミネラル・酵素。

でもまず工場を動かすために必要なのは、「酸素」と「水」なんです。


呼吸(酸素)

  • 脳はエネルギーの20%以上を消費する臓器。特に乳幼児期は発達が爆発的に進むため酸素が必須。

  • 集中力や情緒の安定も、しっかり酸素が回る身体があってこそ。

👉鼻づまりや口呼吸で呼吸が浅いと、脳も体もエネルギー不足に。


水(体液環境)

  • 乳幼児は体の 70〜80%が水分。

  • 水は栄養や酸素を運ぶ“高速道路”

  • 水分不足は代謝・免疫・消化がストップ気味になり、体温調整も乱れる。

👉水が足りていると、エネルギー製造効率がぐんと上がる!


呼吸と水分摂取は大人も超大事!


私自身、毎朝10分間の呼吸法の実践と毎日2.5ℓの水分摂取を続けています。

初めてしばらく経ちますが、体の変化をかなり実感してます。


まず体力がつき、以前より1日にこなせるタスクの量が確実に増えました。

あとは体温上昇、快腸、肌荒れがなくなった、生理がラク、体調崩さない、イライラをコントロールしやすくなったなど…


しかもこれ、お金も時間もかからないので、まずは1か月習慣にしてみてほしいです!


エネルギーの消費を減らす方法


これは幼少期の愛着形成のお話で。

かなり奥深く、その本質は大人の「あり方」そのものにあるので、

本来はテクニックでどうこうなる問題ではないのですが。


今回はだれでも簡単にできる方法として

「タッチ」を紹介します。


触れることは安心の入口であり、

体と心の省エネシステムを育てます。


背中をさすられるとなんだか安心する

お母さんにギューッと抱きしめられると自然と落ち着く


特に脊髄には自律神経の中枢が通っているため、

背中へのタッチはリラックスを引き出すスイッチになります。


さらに「ボディイメージ」もタッチによって育ちます。

ボディイメージとは“体の地図”のこと。

自分の体を思い通りに動かすための感覚です。


乳幼児期はこの体の地図がまだ未完成な状態です。

思い通り体を動かすのにたくさんのエネルギーを必要とします。


体の地図ができてくると、余計な力を使わずスムーズに動けるようになり、エネルギーの浪費が減ります。

姿勢やバランス、内臓感覚など内部のセンサーも整うため、外からの刺激に振り回されにくくなります。


👉 結果として「体の防御力」=ストレスに負けない力が高まるんです。


私も毎晩、娘たちの背中をスリスリ。

安心感が高まるのか「もっとやって!」とせがまれます。

逆に、情緒が不安定だなと感じる日は、たっぷりタッチしてあげるようにしています。


「タッチ」は安心貯金です。

この貯金が貯まることで体と心に余裕が生まれ、

自然と人間らしい思考力や創造力、

自己コントロールや忍耐力、

共感力が育ち始めます。


まとめ:学力を高めるための土台


学力を伸ばすには「エネルギーの余裕」が必須。


そのために必要なのは──


  • 呼吸

  • 背中へのタッチ


0〜7歳は「体づくりの時期」。

英才教育よりも、体と心を整えるほうが、のちの学力に大きく影響します。


もちろん大人も効果あり!

親自身がラクに生き生きとする姿を見せることが、

子どもにとって最高の教育になります。


あとがき


最後にちょっとだけ。

まなべるあそびばが大事にしているのは、

子どもの“学力”だけじゃありません。


来てくれる子ひとりひとりのカラダやココロ、

その子の安心やエネルギーもまるごと見て寄り添うこと


安心できる土台があるからこそ、

学ぶ力は自然と伸びていくと信じています。


だからまずは…


  • 私自身が整っていること。

  • 子どもが安心感を感じられる存在であること。


とはいっても毎日調子がいいなんてことはなく、

人生いろんなことが起こります。


だからこそ、

大人が常に試行錯誤して

じたばたしている姿を見せることも大事


まなべるあそびばは、

そのプロセスを親子で一緒に体験できる場所。


安心の土台を育てながら、

学びの力を伸ばしていく時間を一緒に過ごしませんか?


体験は無料で、保護者の方もご見学いただけます。

お気軽にお申し込みください!


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