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小3から急に算数がわからなくなるワケ

小3くらいになると・・・

「分数や小数がわからない!」

「文章題になるとフリーズする!」


今までできてたのに、

急に算数でつまずく子が爆増します!


これが“9歳の壁”ってやつです


良くある勘違い

「うちの子、理数系は苦手なのかも」

「私も文系だから、やっぱり遺伝?」


実はこれ、大きな誤解!


算数ができなくなるのは

遺伝でも才能でもなくて、

低学年までに育った

“考える土台”の差なんです。


なぜ小3から算数は難しくなるの?


低学年までの算数は

「目に見える世界」で考えられます。


🍎 りんご3個+2個=5個

🍬 あめ6個入りが3袋 → 6×3=18個


頭の中でスッとイメージできますよね。


でも分数や小数は違う。

1/3+1/2 =??

…なに?どう足すの?


頭でイメージできないから、

途端に“つかみどころがない”モノになる。


このつかみどころのなさが

「算数分からない!」の正体なんです!


具象思考と抽象思考


ちょっと難しい用語ですが、

「具象思考」と「抽象思考」というものがあります


「具象思考」とは、

目の前の事象をそのまま具体的に扱って考える

👉例:リンゴが3個+2個=5個


「抽象思考」とは、

より複雑な思考をするために

表面的な事象を数字や式でモデル化して考える

👉例:ケーキを3等分した1切れを“1/3”と表す


人間の脳は、

幼児期は「具象思考」しか使えませんが、

9歳ごろから徐々に、

「抽象思考」で考える準備を始めます


これは単純な思考を一般化することで

考えるエネルギーを節約し、

より複雑な思考をするためです!


抽象思考ができるようになると

応用や工夫ができるようになり、

難しい問題も自分で考え解けるようになる


つまり、

この時期に抽象思考をしっかりと育てておけば、

その後の人生で困難にぶつかっても、

自分で工夫して解決する思考力を発揮し、

自分で人生を切り拓いていくことができます!


抽象思考ができるようになるには


①数や記号を見て体験イメージを呼び出す

👉 例:「1/4」を見たときに、

ケーキを切る場面が頭に浮かぶかどうか。


② 呼び出したイメージを頭の中で正確に再現する

👉 例:ケーキを4等分するイメージをつくる。


③ イメージを操作して新しい状況に当てはめる

👉 例:「1/3+1/4」のとき、ケーキを3等分・4等分に切るイメージから試行錯誤する。


このように「抽象思考」には

体験に基づく具象思考の視覚イメージが必要です。


そして視覚イメージを再現して操作するには、

体感や感情をじっくり味わう体験でなければなりません!


つまり、しっかり抽象思考を育てるには

9歳までにたくさんの具体的体験を深く味わい、

頭に“体験と紐付いた視覚イメージ”を

たくさんつくっておくことが大切なんです。


"体験のデータベース"がしっかり蓄積している子は、

その後に学ぶことを乾いたスポンジのように吸収します。

学力が爆発的に伸びるのです!


9歳までにやるべきこと


まとめると、

❌ パターン暗記ややり方だけのドリル学習はNG

⭕ 体験を視覚イメージとリンクさせるために見えるもの・触れるものをじっくり味わいって体験すること


9歳の壁は「才能の壁」じゃない。

小さい頃にどんな体験をしてきたか、が未来を大きく変えます。


だからこそ、9歳までに ―


子どもがじっくり考えて、

自分なりに工夫する体験を、

たっぷり用意してあげてください。


まなべるあそびばでは

その考える土台を育てています


手遅れになる前に

一生モノの思考力を育てませんか?

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