国語も算数も伸びる!右脳と左脳をつなぐ家庭の会話
- 加藤ちか

- 10月9日
- 読了時間: 4分
小二の我が子、
親が言うのもなんですが、
ものすごく「話の分かる子」なのです。
ここでいう「話のわかる子」というのは、
聞き分けがいいとか、素直という意味ではなく、
相手の話していることを
正確に理解できる子のこと。
学校の勉強を教えたことはほとんどないのですが、
予習や復習をしなくても
授業でスッと理解できている様子。
先生や友達の表面上の言葉だけでなく、
背景や意図までしっかり読み取る。
しかもあった出来事や自分の気持ちを、
筋道を立てて伝わるように言葉にできる。
「どうしてそう思ったのか」まで
自分の言葉で表現できるのです。
本を読んで感じたことを話せる力
本が好きで
図書室で読んだ本についても
よく話してくれます
私はというと、
子どものころ、
読書感想文が大の苦手でした。
だから、
我が子が本を読んで
「ここがおもしろかった」
「この人の気持ちはこうだと思う」と
話している姿を見るたびに、
すげぇな…と感心するばかりです。
勉強は教えていないけれど
うちは保育園児の頃、
いわゆる「お勉強」はほとんどしていません。
ひらがなも計算もノータッチ。
でも、これだけは意識してやっていました。
それは──
子どもが伝えたいことを、
ちゃんと受け取って
正しい日本語で返すこと。
脳内イメージをリンクさせる会話
子どもとの会話では、
「子どもの頭の中にどんなイメージがあるのか」
を意識して話を聞いていました。
特に気をつけていたのが「てにをは」。
ほんの少し違うだけで、意味がガラッと変わるからです。
そのほか、
数詞の間違い
支離滅裂な文法
イメージの薄い曖昧な表現
こういうときは、
「つまりこういうこと?」と
正しい日本語にして返すようにしていました。
「誰が誰に何をしたのか」
「なぜそうなったのか」
「その時どんな気持ちだったのか」
「“たくさん”ってどのくらい?」
とにかく、イメージと言葉がズレないように。
言葉は脳の“最後”に育つ力
脳の発達で見ると、
言葉を操るのは一番最後に発達する人間脳(前頭前野)
(詳しくはこちら)
だからまだ幼児〜低学年のうちは、
頭の中にイメージはあるけど、
まだ言葉とピタッと結びついていない状態。
主語や目的語がごちゃごちゃになったり、
「てにをは」が飛んだり、意味がズレたり
それは自然な発達段階なんです。
だからこそ・・・
小さいうちは言葉によるお勉強は御法度!
この時期に大事なのは、
「てにをは」をドリルで練習するのは意味なし。
それよりも日常生活で
「言葉とイメージを自然につなぐ経験をたくさん積むこと」が
その後の学習力に大きく関わってきます!
もう少し具体的な関わり方をご紹介しますね
幼児期の関わり方
幼児期では、
まずは 子どもの話をたくさん聞くことが大切です。
保育園や幼稚園での出来事などをおしゃべりしてくれる時、
「てにをは」や文法がぐちゃぐちゃでもOK。
ただ、大人が正しい日本語で返すだけで十分です。
間違ってても
言い直させる必要はありません。
この時期は“ミラーニューロン”が活発に働いているので、
子どもは大人の話し方を無意識に観察・模倣しています。
つまり、大人の日本語がそのまま教材になるのです。
児童期の関わり方
児童期(年長〜小1・2)の頃は、
絵の説明をさせるのがとてもおすすめ。
「何を描いたの?」
「何匹いる?」「どっちが多い?」
「どのくらいの大きさなの?」
「この子はどんな気持ち?」
など、
具体的な数・関係・感情を聞き出して、
大人が整理して返してあげる。
「ドラゴンが3匹いて、そのうち1匹が火を吹いてるんだね」
「ハートがたくさんだね!何個描いたの?」
「このうさぎさんは今何してるの?」
などなど
これが実は、右脳と左脳をつなぐ練習になります。
右脳と左脳をつなぐ最高のトレーニング
右脳:色・形・感覚・感情
左脳:言葉・数・順序・論理
絵を具体的なな言葉にすることで
イメージを筋道立てて説明する練習になります。
その先に、
「文章題のイメージが浮かぶ」→「言葉で整理」→「数字に変換」
という算数の基本サイクルが自然にできるようになります。
まとめ
子どもに
「すぐ正しく話させよう」としなくていい。
大人が“良い日本語のモデル”を示し、
観察期間を与える。
焦らず、信じて、聞かせ続けること。
それだけで、
言葉とイメージが自然につながり、
理解力がぐんぐん伸びていきます。
まなべるあそびばでは…
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